2008年05月02日
人材派遣業における現実的課題とその解決法(その2)
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
前回、人材派遣業で成功するためのポイントの一つとして、登録スタッフのスキルや適性の把握が重要というお話をしました。逆に、これがうまくできないと、派遣ビジネスはなかなかうまくいきません。
なぜか?それは、登録スタッフと派遣先企業とのマッチングに問題が出るからです。
■派遣スタッフと派遣先企業とのマッチングがうまくいかない!
派遣スタッフが派遣会社を選ぶ基準として、その派遣スタッフの希望とスキルに見合った適材適所の業務を、迅速にマッチングさせることができるかどうかが挙げられます。
特に、人材派遣会社に登録をしにきた方々は、ほとんどの場合、「今すぐにでも仕事をしたい」と思っています。こうした登録スタッフの要望に迅速に応えることができない事業会社には、派遣スタッフはなかなか定着しません。
また、現実的な問題として、人材派遣会社に集まってくる労働者すべてが、経験豊富で何でもそつなくこなすことができる優秀な人材であるとは限りません。人材派遣会社は、その各派遣スタッフの経験やスキルを見極め、それらに見合った仕事を探し、あてがわなくてはいけません。
また、すでに就業している登録スタッフに対しても、派遣先企業との契約期間が終了すれば、そのスタッフの要望と経験、スキルに見合った次の派遣先を探してあげなければいけません。
こうしたマッチングを効率よく行うために必要なのは、派遣先企業が要望する派遣スタッフのスキルをよく把握し、派遣スタッフのスキルや人柄などの情報も含め、登録時に把握することのできるシステムを構築しておくことです。
むろん、派遣スタッフの稼働状況、働きたい時間、そのスキルといったデータについても、必要に応じ迅速に更新できるようにシステムを整えておく必要もあるでしょう。
スタッフのマッチングがうまくいかなかったためのトラブルは非常に多いものです。
派遣先企業からは、「人材派遣会社には高い時給を支払っているのに、派遣されてきたスタッフは期待通りの仕事ができない」というクレームはよくあります。
また、派遣スタッフからも、「自分が想定していた業務とかけ離れている、こんなことでは仕事ができない」といったクレームが挙がってくることも多いものです。
このようなクレームが続くようでは、派遣先企業、そして派遣スタッフは、その人材派遣会社に見切りをつけてしまいます。
このように、(当然の話なんですが)マッチングは人材派遣業においては非常に重要なポイントです。
これを戦略的かつ効率的に進めていくことが人材派遣業の成功を左右するといって過言ではないのです。(次回へ続く)

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