2007年08月21日
人材派遣業はオーダーメイド業である
このブログをお読みいただいている多くは人材派遣業に実際にかかわっている方だと思います。中でも最近は新規に人材ビジネスを立ち上げる企業の方も多いようですので、今回は人材派遣業を進めていくにあたっての心構えのような話をしたいと思います。
今回は、「人材派遣業はオーダーメイド業である」というお話です。
たとえば、足のサイズがとても大きい女性がいたとします。既製品で探しても、まず自分の足のサイズに合った靴が見つからなかったり、やっと見つけたと思っても今度はデザインが好みではない、野暮ったいものばかり。そんなわけで、靴を1足探すことにいつも大変な苦労をしていたとします。
あるとき、その女性は、「あなたの足のサイズに合った靴をつくります」という看板を見つけて、その店に飛び込みました。その靴屋では足のサイズを丁寧に測り、靴選びが、足のため、いえ靴をはく人の健康のためにどれほど重要なことであるかを分かりやすく説明をしてくれました。
そして出来上がった靴は、普段、自分が既成品で買う靴よりもずっと高い値段だったのですが、その靴を履いてみて、その気持ちよさにびっくり! 「自分のためだけ」につくってもらった靴がこれほど気持ちいいものなら、その高い値段だけの価値は十分にあるな、とその女性は大満足をしたというのです。
これは、実は人材派遣業についても似たようなことが言えるのです。
たとえば、英語の翻訳ができて、英検1級の資格を持っていて、海外での業務経験があるなど、華々しいキャリアを持った派遣スタッフがいたとしましょう。営業職の人間は、「こんなに素晴らしいキャリアがあるならどこの会社でもきっと気に入ってもらえる」と喜びいさんで、派遣先企業のところにそのスタッフを紹介しに行きました。
しかし、派遣先企業の回答は「NO」でした。その理由はこうです。「うちが欲しいのは、英語ができるとかいうよりも、ワードやエクセルですばやく文書が作れる人だよ。それに今うちは忙しいから、残業にも柔軟に対応してくれる人じゃないと困るね」
おわかりいただけたでしょうか。相手が必要としているものが何と何で、不必要なものが何と何であるか、そういった顧客ニーズをきちんと聞き取り、そこに見合った派遣スタッフを送りだせるようにしなければならないのです。
このように顧客に合わせた個別の対応をしていくのが人材派遣業です。これはまさしく「オーダーメイド」そのものですね。

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